自衛隊用語「状況開始」を最初に誤用した犯人は、アナタです!!
■状況を開始する/上京を開始する
漫画やアニメなどの戦闘シーンで
「状況開始」
といって作戦を実行し始める場面がよくあります。
この「状況」ってなんぞや?
と調べた所、
「状況開始」とは本来、「訓練状況開始」の略であり、
実際の作戦行動に於いては決して使われない言葉
らしいです。
ちなみに誤用とされがちな機動警察パトレイバー2の
「各機へ、時間だ、上京を開始せよ」
「了解、上京を開始する」
「おい、今のはなんだ? 状況ってなんだ?」
×「状況」 ○「上京」です。
「上京を開始する」です。
これから東京の主要箇所を襲撃するという意味です。
誤用の犯人扱いしないで欲しいな。
(小説版にちゃんと「上京」と記載されている)
■「状況を開始する」の犯人
1996年の「ガメラ2レギオン襲来」で、
自衛隊の隊長が「状況終了」と言って、戦いが終わります。
脚本が伊藤 和典、監督が金子 修介。
パトレイバー2の脚本は押井 守なので、
伊藤 和典が音だけ聞いて、真似ただけだと思われます。
また、上記を含め、パトレイバー2を見た脚本家が
誤って使用したものが広がっていったと思われます。